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「社会保険の適用拡大」に伴う企業と労働者の対応は?

 

調査の内容

社会保険の適用拡大が短時間労働者の雇用管理に及ぼす影響や、適用拡大が実施された場合の短時間労働者の対応の意向に関する調査の結果が公表されました。

この調査は、独立行政法人労働政策研究・研修機構が、常用労働者5人以上の事業所(1万5,000社)に対するアンケート調査と、短時間労働者が多いとされる業種の企業および労働組合にインタビュー調査を行ったものです。

企業・従業員はどのような対応を取るつもりなのでしょうか?

 

◆企業の意向は?

◎短時間労働者の雇用管理について見直す(と思う)企業が半数超

・「所定労働時間の長時間化を図る事業所」…約3割

「短時間労働者の人材を厳選し、一人ひとりにもっと長時間働いてもらい雇用数を抑制」するという企業が30.5%ありました。

・「所定労働時間の短時間化を図る事業所」…約3割

「適用拡大要件にできるだけ該当しないよう所定労働時間を短くし、その分より多くの短時間労働者を雇用」するという企業が32.6%ありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

従業員の意向は?

社会保険が適用拡大されたら働き方を「変えると思う」短時間労働者は約6割おり、具体的には、次のような意向が多くなっています(無回答:36.3%)。

・「適用されるよう、かつ手取り収入が増えるよう働く時間を増やす」…26.7

・「適用されるよう働く時間を増やすが、手取り収入が減らない程度の時間増に抑える」…15.6

・「適用にならないよう働く時間を減らす」…14.5

・「正社員として働く」…8.7

社会保険適用を希望しているが、会社から労働時間の短時間化を求められた場合の対応として、「他の会社を探す」「分からない・何とも言えない」「受け容れる」がそれぞれ約3割となっています。

◆短時間労働者の二極化

社会保険の適用拡大に伴い、「短時間労働者」という雇用形態では、“長時間化する層”と“短時間化する層”への二極化が進むと予測されます。また、基幹となる短時間労働者については、業務上の高度な役割を担う割合が高くなってくるでしょう。

その際、処遇や労働条件を適切に確保しなければ、貴重な人材の流出につながる可能性が高まります。自社の状況を踏まえながら、今後の対応を検討してみてはいかがでしょうか。

 

会社版「国勢調査」の結果からわかったこと

 

「経済センサス・活動調査」の結果が発表

総務省と経済産業省は、会社版「国勢調査」とも言える「経済センサス・活動調査」(2012年)の確報を発表しました。

今年1月に速報値を公表していましたが、今回の確報では、細かい業種や市町村別の従業員数、事業所数、付加価値額などを示しています。

 

◆従業員数が多い業種

従業員数が多かった業種は次の通りです。

(1)「老人福祉・介護」…1791,324

(2)「病院」…1759,677

(3)「専門料理店」…1454,268

8位には「一般診療所・開業医」(915,145人)が入り、医療・介護分野が上位に並んでいます。

ただ、従業員が多い割に売上規模は小さく、1位の「老人福祉・介護」は売上高でみると全業種の54位、2位の「病院」は23位にとどまっています。

こうした背景には、診療報酬や介護費用などが公定価格で縛られている結果として競争が生じにくく、経営効率も低くなっていることがあるようです。

 

◆付加価値額の大きい業種

会社が1年間に稼ぎだした儲けを示す「付加価値額」の上位は次の通りです。

(1)「病院」…8兆1,699億円

(2)「銀行」…7兆2,304億円

(3)「一般貨物自動車運送」…5兆4,589億円

こちらも6位には「一般診療所」が、9位には「老人福祉・介護」が入り、従業員数の調査と同じく医療・介護分野が上位に並んでいます。

しかし、従業員1人あたりの付加価値(外国企業を除く)は、「病院」が517万円、「介護・福祉」が293万にとどまっているのに対し、「銀行」は1,656万円、「生命保険」は1,235万円となっています。

 

課題残る成長分野の医療・介護業界

成長分野と期待される「医療・介護」分野が上位に並びましたが、従業員数に応じた売上高の上昇、生産性のアップがこれから求められるでしょう。

 

最近の「会社帰りの飲み会」事情

 

最近3カ月で「外飲み」した人は約7割

株式会社インテージが今年8月に実施した「仕事帰りの外飲み事情2013」(ビジネスパーソン意識調査)の結果が発表されましたが、これによれば、最近3カ月で仕事帰りに飲みに行った人は、全体の約7割だったそうです。

20代の男性が78.0%で最も多く、飲みに「行っていない」と回答したのは50代の女性が41.0%で最も多く、次いで40代の男性が38.0%となりました。

 

仕事帰りは誰と飲みに行く?

仕事帰りの飲酒の相手で最も多かったのは、「職場の同僚(同性、異性問わず)」が55.9%で、すべての性別・年代において共通でした。

性別・年代別では、2030代の男性は「職場の上司」、50代の男性では「職場の同僚(同性のみ)」と職場関係の割合が高いのに対し、女性は「会社、職場以外の友人・知人(同性のみ)」の割合が男性よりも高かったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆飲みに行く目的は?

飲みに行く目的・理由で最も多かったのは「コミュニケーションをとりたかったから」(50.6%)で、「付き合いで、誘われたから」(44.9%)、「会話、話を楽しみたかったから」(36.8%)と続きました。

性別・年代別でみると、20代男性が「ストレスを解消したかったから」が39.7%で最多となり、20代女性では「コミュニケーションをとりたかったから」が63.5%で最多でした。

20代〜40代の女性は、「会話、話を楽しみたかったから」が多く、飲酒の相手と同様に、男性と意識に差があるようです。

 

1回の飲み代はいくら?

1回の飲み代の平均予算は「3000円程度」(38.2%)が最も多く、次いで「4000円程度」(27.7%)、「5000円程度」(17.8%)となっています。

性別・年代別でみると、最も飲み代の予算が高かったのは50代の男性でした。飲み代の平均予算については、過去の調査と比較してもあまり変化は見られませんでした。

 

〜今月のことば〜

 

 

 

 

 

 

 

 

司馬 要するに、「自分は阿呆である」ということをはっきり自分にもいい聞かせ、世間にも認めさせる。そしてそのなかに、ひとつのユーモアが成立して、利口なのはお前たちであるということで成立する政治というのがあるでしょう。おれは阿呆であるといったときに、無限の愛嬌というのが出てくる。

 話は飛びますけれども、家康みたいな賢い人でも、その家来たちから見れば、やっぱり「阿呆」だったんでしょうね。あの男は阿呆でどうしようもないから、おれがいなければだめなんだというところが、三河武士にもあったようだと旧幕臣の山路愛山は書いています。それが、どうも日本型の政治家で、家康のようにそういう部分が少ない人にでも感じられる。これは、どうも日本では大事な要素らしい。

 さっきの「なぜかといいますと」というのは、ここにかかります(笑)

山本七平 ちょうど、ヨーロッパの逆みたいな気がするんですよ。

 

というのは、日本では中心というのはあっちゃいけない。空みたいになってなくちゃいけないんですよ。その中心の空みたいなところに、いろんな優秀な人間が集まっている。つまり、全体に枠みたいなのがありまして、枠があるんだから真ん中が抜けてなくちゃいけない。真ん中があんまり充実してちゃ、なにもやっていけないから、枠だけ決めておいてなかは融通無碍にする。

ヨーロッパの組織を見ていますと、逆に中心というものがきちんとなくちゃいけないんですね。それに対する形で決めていかないといけない。こういう感じがするんです。

司馬 なるほど

山本七平 それがどこから出てきたのか、ちょっとわからないんですがね。

司馬 わりあい重要なことですね。

『八人との対話』 司馬遼太郎 著

 

〜事務所よりひとこと〜

 

10月といえば色々な変化の時期だと思います。衣替えや夏から秋、秋から冬へと。

しかしながらこのところの夏日越えの気温には温暖化の影響と心配になります。

最近、身近で若い方の不幸があったり、すでに落ち目ではありましたが芸人Sの交通事故死と直接自分に関係あるわけではありませんが負のオーラがはびこっているような。

なんとか自分なりにこの負のオーラをはね除けなければ、と生活に変化を与えようと思っています。日本も東京オリンピック開催地決定に浮き足立っていないで、まず今一番何に「変化」を与えなくてはいけないか、というのは日本人なら、いえ、今では世界的にもわかっていることだと思います。福島の方たちは「オリンピックなんて違う国の話のようだ」

と話していました。消費税増税、納得いきませんが有効に活用して欲しいと願うばかりです。(町田)

 

 

お知らせ

 

近年、解雇に関するトラブルが増えています。解雇にならないような退職の形をとることが大切です。ご参考の書式2点(退職合意書、雇用契約満了予告書)を同封しましたので、従業員の方の署名・捺印をもらって円満な退職を心掛けてください。

 

ご利用に関してご不明な点がありましたら、当事務所までお願いいたします。